■■スタジオフィッシュアイプロダクト posterstory ポスターが出来るまでSFタイムマシーン 2009■■

YOSHIRO HIGAI PHOTOGRAPHY
Posterseries story

TTAK mini.jpgNiji20mini.jpgJohan  mini blog ©YH.jpgTT8 mini blog ©YH.jpg100_4913 阿吽のあ.jpg


スタジオフィッシュアイ タイムマシーン

SF Timemachine

樋貝吉郎のポスターシリーズができるまで。
全部読むとちょっぴり長〜い物語。





 それはある日突然のことでした。初のインディーズ写真集(その時はタイトルも未定で)の発表に向け記念に特別なポスター作ってみよう! という樋貝本人の一声で事は進んでいくのでした。それがちょうど去年(2009)、梅雨の時期。そうと決まったら作品選びです。数十年の間の数あるショットからポジを厳選。が、しかし4枚の代表作がなかなか決まらないのですな〜(大丈夫だろか、この先に待ち構えてる写真集の写真選び!?)。
 とにかくポスターを、写真集が発表になる前にジャジャーンとお客さまにお届けしたい。しかし問題がひとつ。作ったはいいけど、いったい受け取ってくれるひとはいるだろうか…?? いや、いるはずだ! だって被写体のなかにはみんなの憧れのひとがいるんだもの。。。。。。初の試みにドキドキしながらチャレンジです。うして何もかも準備が整い入稿したのはギリギリラストの日となるものの、代表作はNO1 TTAK(アラスカ)98、NO2 羊蹄山、NO3 Johan Olofsson98、NO4 TT8(八幡平)と落ち着きました。ちなみにTTとは言わずと知れたスノーサーファー玉井太朗氏。
 そしてついに2009年7月22日、あの皆既日食の日を皮切りにTTAK98が全国発売となりました。しかも以前もブログで少し書かせて頂きましたがDoticon_blk_Comment.gif初日の早朝からの注文が!!! それもそのはず。ちょうど東京に来ていたTT氏が最初に発売されるこのポスターに粋なはからいでサインを10枚も書いてくれたから、それはもう全国のファンがほっとくはずもありません(抽選でサイン入りのポスターが手に入るのだ!)バナー太陽_●MG_2928.png

 こーんな流れで7月22日を皮切りにTTAK98からはじまり数週間のスパンで4作品を発表することとなりました。2作品目の発表となった羊蹄山は、以前「大日如来」という名前でオリジナルプリントでも発売されていた人気の写真。夷フィルムスのicon4のジャケッにも採用されましたDoticon_blk_Comment.gif登りはじめまさかこのような夕日を見れるとは誰もが思っていなかったそうです。そして3作品目のポスター、Johanの滑りは今でも語り継がれるほどヤバ〜イ1枚Doticon_blk_Comment.gif
そのときイドをしたプロスキーヤー、ディブ・スワンウィックもコメントをくれましたDoticon_blk_Comment.gifそして最後のTT8(八幡平)はラルゴで行なわれたスライド上映会のイベントで発表。超多忙な玉井太朗さんもギリギリながらも駆けつけてくれDoticon_blk_Comment.gif〆は参加してくださったみなさんとスタッフとで近所(いつもの?)のドン○○○で乾杯!

 樋貝氏のある日突然の発言から、こうしてポスターは無事、世に出すことが出来ました。ポスターを手にしたファンの方と594×841mmの紙の向こうあるスノーボードの素晴らしささえも、もしかしたら共感できたかもしれません。1年を振り返り改めて4人のライダーとご購入いただいたファンのみなさんに感謝します。

SFとはStudio fish iの略

Johan_Olofsson_close_up.jpgJohan_portrait98.jpg Johan Olofssonの滑り出す前の写真をズームでアップしまた。左の写真。当時 、ヨハンはまだ20歳ぐらいです。右の写真はセイナロッチ でくつろいでいるワンショット。 ロッジのオーナー、リサ・ワックスがコレクションした雑誌に掲載されたバルディーズのファイルをじっくり見ているヨハン。
写真を押すとそれぞれ拡大します。

100_4911 阿吽のうん.jpg



日本中が沸いた去年の皆既日食。父も通ったというゆかりのある近所の
神社にお参りに行く樋貝。阿吽の吽のポーズ。



ポスターの感想、ご意見、ご希望など(ライダー、ロケーション)
ありましたらお気軽にお便りください。

ポスター係
info※studiofishi.com 




■ポスターシリーズのトップへDoticon_grn_DLDocument.gif


・TTAK98Doticon_blk_Check.png
・羊蹄山Doticon_blk_Check.png
・Johan Olofsson98Doticon_blk_Check.png
・TT8(八幡平)Doticon_blk_Check.png

この一枚のなかにそれぞれの
物語がある。

_77R0187.JPG
ポスターの発表まであと11日。
玉井太朗(右)さんが遊びに来て
くれました。樋貝氏とガッチリ握手。
その日はこんな日でした…。LinkIcon


_77R0228.jpgサイン中。玉井さんのふとっぱらな心意気に心から感謝!!
TTサインUP_77R0228.jpg目の前でみせて頂きましたがサインも
滑りと一緒で美しい!

100_4975 TTAK no9 .jpgおかげさまで発売初日から沢山のお客様から「TTのサイン希望」とご注文をいただきました。サイン入りのポスターを手に入れたお客様ほんと〜にラッキーです!

100_4877 TTakチラシ.jpg
撮影時の思い入れのコメントも梱包時に同封して。

100_4795 代官山個展7/12.jpgポスターの発売を目前にした7月半ば。代官山で行われたグループ展『THE SURF SHOP』。
玉井さんのコーナーでポスターを展示、なんていうこともありました。手前はTTのハンドシェイプ・デッキ。今年の『THE SURF SHOP』はこちらから要チェックDoticon_grn_Check.gif

100_4808 代官山 個展吉郎.jpg
樋貝の作品(Jim Rippey)もこのように大きな写真集(世界でたった1冊)で使って頂きました。作家はのちに「cold frame」の写真集をアートデレクションしてくださった白谷敏夫さんです。ちょうど今、千駄ヶ谷で白谷さんの個展が開催されています。おすすめですDoticon_grn_Check.gif

100_4878 筒かたまり.jpg100_5050 ttak 直筆当時は.jpg100_4873 ttakつつ.jpg
いよいよ出荷! 手袋をはめて静かな気持ちでポスターを丸めます。湿度の低い日は巻きづらいということもわかりました。シワが入らないように慎重に梱包します。思った以上になかなか進みませんが1枚1枚丁寧にをモットーに! この1年でポスター巻きのマイスターになるほど上達したスタッフさん。



♦おまけ♦
張本人の樋貝氏にいたっては終始落ち着いた感たっぷりで慌て騒がず。ゴマンとあるストックの中からの〜んびり宝(ポジ)探し。これぞ時空を越えたサーファー!?それに引きかえグレゴ〜リオ刻みのスタッフは入稿する寸前までFlight of the Bumble Beeの曲が前頭葉のあたりでブンブン鳴り響いておりました。そんな流れのなか刷り上がってきた7月7日、出来上がったポスターをみてようやくハチの羽音が鳴り止み候。その日から今度は静か〜に静か〜にポスター丸め、静寂な時間に突入するのでありました。ポスター丸めで手が足りないときは、ぜひスタジオフィッシュアイまでご連絡くださいね。わたくしボラバイします!